こんにちは、彦どんです。
今日は私がサラリーマン時代に感じていた閉塞感についてです。
ご存じの通り、私は会社に行くのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
満員電車での通勤、うるさい上司、長時間労働、理由は沢山ありました。
ただ、それらは本質的な部分では無かった気がします。
以前も、以下の記事で書きましたが、本質的には会社=敵だったから、敵の懐で1日何時間も拘束されるから、物凄い嫌だったんだと思います。
ただ、よくよく考えると、嫌だった理由がもう一つありました。
何かというと、タイトルの通り「常に成長を求められるから」だったと思います。
企業は常に成長し続けなくてはなりません。
去年より今年、今年より更に来年、常に右肩上がりに業績を上げて行くことを目標に掲げます。
去年はかなり儲けたから、今年はそこそこでいいっしょ~、、なんて企業、基本的にはありません。
当然ですが、ビジネスの世界は厳しいのです。。
常に高い目標を掲げて、成長し続けることを自らに課して行かないと、あっという間にライバル達に追い落とされてしまいます。
そんな企業で働くサラリーマン達も当然、常に成長を求められます。
毎日、同じことを繰り返していてはダメで、常に効率性と生産性の向上をうるさく求められます。
私が携わってたSEという仕事で言うと…
- これまでと同じやり方で開発するのではなく、AIなどを上手く活用して効率的に仕事をすすめること
- 常にコストダウンを意識しろ、毎回、ナレッジは蓄積されるのでコストはどんどん下がるはずだ
- 当然、コストだけでなく、開発期間もどんどん短縮できるはず、前回と同じスケジュールではダメだ
- ただプロジェクトを完遂するだけでは無く、メンバーや部下の育成も考えること
- 当然、自身の働き方も毎回ブラッシュアップし、前回と比べて120%以上の成果を目指すこと
ってな感じで、いつもいつも、常に高見を目指すことを強く要求されてきました。
・・・
嫌やねん…
俺、そう言うの疲れるし、嫌やねん…
んんんもーーー、そういうのん、嫌やねん!!!
そんなに、いつもいつも、成長できないでしょう、、、
何か勘違いしているようですが、私はスーパーマンじゃないんです、、私はただのおじさんなんです!
30代後半あたりで、とうに成長は止まってるんですって、、、伸び代ゼロですよ…
成長だ、効率化だ、頭を使えだ、そんなにやいのやいの言われても、何も出てきませんって!
会社からの要求に強い嫌悪感と違和感を覚えながら、毎日、騙し騙し仕事をしていたのを今でも良く覚えています。
そうそう、昔、管理職に昇進した際、会社で管理職向けの研修を受けたのですが、その際、当時の人事部長に言われたことが、今でも頭から離れません。。。
「管理職になられた皆さんは、第一に会社の成長と発展を考えなくてはなりません」
「そのためにも、ご自身も常に成長し続けることが求められます」
「業務時間中はもちろん、業務時間外でも自身の能力向上のために常に自己研鑽を続けなければなりません」
「毎年、自身に対して新たな目標を掲げ、その目標達成に向けて不断の努力を続ける必要があります」
「毎年毎年、同じ自分では許されません。毎年レベルアップして始めて、前年と同等の給与が保証されるのです。」
「皆さんに求められるのは、そういう働き方なのです。」
いや、この時、正直、耳を疑いましたね。。
めちゃ大変なことになったなぁ、、、私には無理っぽいかな、、、
まぁ、それなりの企業の管理職になったんだから、当然と言えば当然なんですが、正直「うげーー」と吐き気がしました。
この辺からなんでしょうね、、私が会社に対して敵意を持ち始めたのは。
俺の自由を奪うんじゃない!
俺の働き方にまで口出しするんじゃない!!
俺は成長なんてしなくていいんだよ、、ほっといてくれ!
自分達の利益を最大化するために、我々のパフォーマンスを非人道的に上げ続け、搾り取れるだけ搾り取ろうとする貴様らは、俺の敵だ!
もうお前らとは遊んでやらんからなー!!
ってなわけど、早々に早期退職させて頂くことに相成りました~。
ではでは。

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