こんにちは、彦どんです。
今日は、私が脱サラする前、サラリーマン時代のエピソードを一つお話します。
それは、私が結婚したばかり、まだ30代前半の頃のお話です。
妻と私は、あるミュージシャンのコンサートに行こうと計画していました。
当時、平日は残業続き、土日もしょっちゅう出社していたので、たまの息抜きとして非常に楽しみにしていました。
ちなみに、妻の妹もそのコンサートに興味があるとのことで、最終的に3人分のチケットを事前購入しました。
毎日、残業続きでしたが、この日ばかりは絶対に定時で帰る必要があったため、仕事のスケジュールなどを事前に調整して、また、直属の上司にも「この日は何があっても定時退社させて頂きますよ!」と前々から伝えていました。
っで、いよいよ、その日がやって参りました。
朝からウキウキして順調に仕事をこなし、このまま行けば予定通り定時退社が出来そうでした。
…異変が起きたのは、昼食後、午後の昼下がりでした。
当時、担当していたシステムにおいて、大規模なシステムトラブルが発生しました。しかも、かなり深刻なトラブルで、チーム全員で急いで対応をする必要が出てきました。
…まじっすか!?きょ、今日、今!?なんてついてないんだ!!!
恐る恐る、上司(以下、「上」)に話しかけて見ると…
私「お忙しいところ、すみません…」
上「なに?」
私「今日、例のコンサートの日なんですが…」
上「あん?コンサート??」
私「あ、はい、ほら、以前お話した…」
上「あー、あれねー、今日は無理だなー」
私「え…、まじっすか…」
上「すまん、悪いけどー、よろしく!」
私「…わかりました、、、」
もう少し食い下がっても良かったのですが、空気も殺伐としており、とてもそんな状況ではなさそうでした。
っということで、その日、私は前々から楽しみにしていたコンサートを泣く泣く諦め、徹夜でトラブル対応することになりました。
もちろん、その後、すぐに妻に連絡して、コンサートには妻と義妹の二人だけで行くようお願いしました。
この事件は私の心に大きな影を落としました。
多分、私はこの日を境に、会社への忠誠心と帰属意識が少しづつ無くし始めたのだと思います。
そして、この事件が後の脱サラ・セミリタイアへの萌芽であったのかもしれません。
…次回へ続く

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