こんにちは、彦どんです。
前回の続きです。
30代前半、仕事のために楽しみにしていたコンサートを泣く泣く諦めた私ですが、その日を境に私の中で少しづつ変化が起きました。
- 仕事をがんばっても、個人的な楽しみや喜びが蔑ろにされることがある
- 前々から根回しや調整をしても、簡単に無視されることがある
- 会社は自分を守ってはくれない、自分の身は自分で守るしかない
今、考えると、当たり前のことですが、当時の世間知らずな私はこんなこともわかっていなかったのです。
その後、私は、同僚と少し距離を置くようになり、また、先輩や上司に反抗的な態度をとることが多くなりました。
また、この頃から、徐々に、仕事への熱意が下がり始め、プライベートの時間を重視するように変わって行きます。
- 上司からの仕事を簡単には受けない
- 自分の仕事以外は手伝わない
- 基本的に残業はしない
- 定時になったらささっと帰る
- 休日出勤も何か理由をつけて断る
随分、身勝手な感じですが、例の「コンサート行けなかった事件」があり、上司にも、しばらく、ネチネチと恨み節を言っていたので、先輩や上司も大目に見てくれていたのかもしれません。
その後、退職するまで、一環として上記のスタンスを貫いてきました。途中、先輩や上司が変わった場合でも、私の基本姿勢は変わりませんでした。
っで、前回の事件から10数年たった、ある日。
その日は、妻の誕生日でした。
奇しくも、前回の事件と同じように、夜に家族で食事をする予定でお店を予約していました。
当然、朝から周りや上司へこの事実を伝えて、当日も定時退社する気満々でした。
ところが、運命の悪戯でしょうか…。
またまた、担当していたシステムにおいて、大規模なシステムトラブルが発生しました。。。
…まじかよ、またかよ、、トラブル多すぎ!!
でも今回は、以前の私とは違います。
以下、上司(以下、「上」)とのやりとり。※ちなみに、この上司は「コンサート行けなかった事件」とは別の方です。
私「お忙しいところ、すみません。」
上「なに?」
私「今日は定時退社の予定ですが…。」
上「いや、それは無理でしょう?」
私「いや、勘弁して下さい。帰ります。」
上「まじで?こんな時に帰るの?」
私「用事があるので、申し訳ないですが。」
上「…もういい、勝手にして。」
私「すみません、お先です。」
とっとと帰りました。
いつも定時退社を目指していた私ですが、トラブル等、急ぎの対応が必要な場合、特に用事が無ければ残業して対応することもしばしばありました。
しかし、今回は、大切な用事があり、事前に調整もしていたので、定時退社する姿勢を崩しませんでした。
もちろん、以前の「コンサート行けなかった事件」での教訓もあったと思います。
もう、会社に振り回される人生は嫌だ。いつまでもイエスマンだと思うなよ。
こうして私は、脱サラ・セミリタイアへの道を加速させるのでした。
ではでは。

コメント